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カーボン社みたいな「モノ作りの王道」が、ビッグ3に欠けていた?

 こういう「車両」は、米国勢のお家芸ってか・・・(思案)

 それにしても「顧客のニーズを的確に把握し、その要望に的確に答えた製品を提供」しようとする姿勢は、正に「モノ作りの王道」ではないでしょうか。かのビッグ3(いや「デトロイト3」?)もこの心構え忘れてなければ、連邦政府にお恵みを強請るような無様な事にならなかったのでは?

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          ハイテクパトカー「E7」披露、警察官のアイデア結集

アトランタ(CNN) 米自動車メーカーのカーボン・モーターズが、全米の警察官3000人以上から寄せられたアイデアをもとに作り上げたコンセプトパトカー「カーボンE7」を披露した。


E7は300馬力のディーゼルエンジン、全方位から見えるパトカーランプ、人にとっての使いやすさを考慮した人間工学設計の運転席、音声による操作やナンバープレート認識ができるコンピューターを搭載。オプションとして大量破壊兵器検出装置も装備できるという。最高速度は時速250キロで、後ろから120キロで衝突されても衝撃に耐えられる仕様になっている。


一般の乗用車を使っていたこれまでのパトカーと異なり、E7は警察官が警察官のために設計したパトカーだと、同社共同創業者のステイシー・スティーブンズ氏は説明する。同氏はテキサス州の元警察官。


後部ドアは手錠をかけられた人間が乗り降りしやすいよう、リアヒンジ式を採用した。座席も後ろ手に手錠をかけられたまま「快適に」座っていられる仕様にしたという。


警察官の安全に配慮して、シートベルトは座席中央部で固定してバックルをドア近くに取り付け、同乗させた犯人の方に警察官が体を傾けなくても済むようにした。


車体後部は継ぎ目のないプラスチック製で、前部と完全に切り離して洗浄できるようにした。「犯人が後部座席で吐いたり漏らしたりして、快適とは言い難い経験を何度もした」(スティーブンズ氏)との経験を生かした。


前部座席には、警察官が腰に付けたガンベルトのためのスペースを設け、乗り降りする時に銃が邪魔にならないようにした。


ただしこれほどの技術を結集したパトカーでも、売れ行きは厳しいかもしれない。


「これを作り上げた人たちは非常に素晴らしいが、怖いのは値段を明かしてくれないことだ」とノースダコタ州警察のマイケル・アーノルド氏は言う。


同社によると、価格は5万ドル(500万円)程度になる見通し。一般の乗用車をパトカーに仕立てる装備費や耐久性を考慮すれば「競争力はある」と強調する。


オレゴン州ポートランド警察広報のメリー・フィート氏は、どれほど高性能でも、これまで使われた実績のない車をあえて使うことに、州や大都市の警察は二の足を踏むだろうと指摘した。「5万ドルの車を買える警察などないだろう。パトカーは大量に必要なうえ、24時間乗り回して乱暴な使い方をする」


カーボン・モーターズはジョージア州アトランタに本社があるが、工場をどこに作るかはまだ未定。E7の生産は2012年に開始する予定だという。(CNNより抜粋)
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コメント

No title

近未来都市もの映画の撮影用に引き合いが来ると思う‥(笑) 。

No title

まずはハリウッド、そうして今度は本物から?
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軍事・政治・経済・歴史で、思いつく限りの駄法螺吹いておりまして、ご興味がございましたら是非是非・・

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