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「ロックフェラー御大&スタンダード石油の必殺技」を「OPECが真似る」とは・・(爆笑)・172(むしろ「そうならない方が不可思議千万」でして・・)

少なくとも「中短期的にはこの手の暴落は起きない方が不可思議千万」でして、ねえ…(;´д`)トホホ

少なくとも「石油モノカルチャー経済な国々はコーヒー生産国が味わった悲哀をこれから味わう」わけでして、石油ショックの頃の因果応報としか…(;´д`)トホホ

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原油価格が再び「急落する懸念」はないのか


6/2(火) 5:45配信 東洋経済オンライン



 ここから約1カ月前の5月限納会の前日(4月20日)には「1バレル=マイナス40.32ドル」という、信じられない安値を付けたのは記憶に新しい。これは在庫が急速に積み上がり「貯蔵施設の能力が限界に達する」との懸念が高まった結果の異常事態だったが、市場では「6月限納会の前にも同様のパターンでパニック的な売りが出てくる可能性がある」との不安がギリギリまで残っていた。だが、結局、6月限の最終価格は1バレル=32.50ドルと、小幅ながらも7月限の終値を上回る「逆ザヤ」をつけるに至った。


■生産大幅減少、ロックダウン緩和で需要増は明るい材料

 期近限月(納会日までの期間が一番短い先物取引)の価格が、期先限月(納会まで期間が長い)を下回るという、「コンタンゴ」(順ザヤ)という状態は、足元に供給が潤沢にあり、価格の下押し圧力が強い時に表れるとされている。

 それまで10ドルを超えるような価格差が当たり前のように見られるなど、「スーパーコンタンゴ」状態が定常化していたのが一気に解消されたのは、正直言って驚きを禁じ得ない。7月限価格も一時期よりは上昇、35ドル台と下げ止まったようにも見える。果たして、このまま足元の過剰在庫や貯蔵施設の容量不足の問題が解決に向かい、価格もさらに上昇基調を強めてくるのだろうか。


 4月までの過剰な在庫の積み増しやそれに伴う価格急落は、米シェールオイル生産の増加や、サウジアラビアをはじめとしたOPECプラスが3月5-6日に開かれた会合で、減産によって価格を維持する方針を転換したことが大きかった。世界市場におけるシェア拡大を目的に増産に転じるといった供給面の弱気要因に、新型コロナウイルスの感染拡大や、それに伴う景気の大幅な落ち込みによる需要の減少が加わった。これで需給が一気に緩んでしまったことが背景にあったのは間違いない。

このうち供給面の問題に関しては、OPECプラスが4月9日からの会合で大幅な追加減産で再度合意した。また価格低迷を受けて米シェールオイルやカナダの生産も大幅に減少したことで、供給過剰は次第に解消方向に向かっている。一方の需要も欧米でロックダウンを緩和する動きが出てくるようになり、経済活動再開に伴って徐々に回復に向かうとの期待が高まっているというのが今の状況だ。

 5月20日に発表された米エネルギー省情報局(EIA)の「週間石油在庫統計」によると、米国内の民間原油在庫は498.2万バレルと、市場の「積み増し予想」に反して2週連続での取り崩しとなった。


 なかでも取引所によって先物の受け渡し地点に指定されているオクラホマ州クッシングの在庫は500万バレルを超える取り崩しとなり、ここ2週間での取り崩し量は800万バレルを大きく上回るまでに至っている。同月27日の統計では、逆に「市場の取り崩し予想」に反し、3週間ぶりに増加した。だが、クッシングの在庫は3週連続での減少となっている。こうしたトレンドを見る限り、貯蔵施設の容量不足の問題は解消に向かっており、期近限月の納会前に価格が急落するリスクも大きく後退したと判断しても良さそうだ。


 特に「供給面の絞り込み」については、強気の見通しを維持しても良いだろう。サウジをはじめとしたOPECプラスが現在行っている大幅な減産は、期間が6月末までと定められている。だが、石油収入の大幅な落ち込みで産油国の危機感はさすがに高まっており、かなりの期間継続されることになりそうだ。

 彼らの生産方針は政治的な動きに左右されることが多く、不透明感が払拭されることはないし、ロシアが7月以降減産幅を縮小すると意向を示しているのは気になるところだが、少なくとも価格が30ドル台に低迷している間は、積極的に生産を増やそうとする動きが出てくることはないだろう。一方、アメリカのシェールオイルに関しても、先行指標である同国内の稼働リグの大幅な減少が続いているのを見る限り、この先、生産がさらに落ち込むのは避けられない。2020年後半にかけて世界的に供給が一段と減少する可能性は高いのではないか。

■需要拡大がそう簡単ではないワケ

 一方、需要に関しては、あまり大きな期待を寄せないほうがよさそうだ。この先生産の減少が続いても、足元の需要がそれ以上に落ち込んだままとなる恐れは高く、過剰在庫の問題もすぐには解消に向かわないだろう。在庫統計では原油在庫こそ予想外の取り崩しとなったものの、一方でガソリンをはじめとした石油製品の在庫は高水準のままで、足元では依然として、供給過剰状態が続いている。

 クッシングを中心に原油在庫の取り崩しが進んでいるのは、現物市場でクッシングなどの原油価格が下落、かなり割安な水準となったことを受け、製油所が稼働率を引き上げ原油の消費を進めたことによる部分が大きい。いったん石油製品の在庫が大幅に増加したのも、こうしたことの結果というわけだ。


 ロックダウン(都市封鎖)が緩和に向かい、経済活動も徐々に再開しているが、全ての需要がコロナ以前の水準に戻るわけでは決してない。アメリカでは5月25日のメモリアル・デーの祝日以降、夏のドライブシーズンが始まるが、感染を恐れる人々は引き続き外出を控えるだろうし、自動車の使用は限定的なものにとどまることになるだろう。また国外への渡航制限も大幅に緩和される可能性は小さく、航空機の利用も落ち込んだままとなる可能性が高い。


 シェールをはじめとした生産の減少が続く中で、需給は徐々に引き締まっていきそうだ。だが、需要の低迷が続いている間はそのペースも鈍く、在庫も原油と石油製品の合計で見る限りでは、そう簡単には大幅な取り崩しには転じないだろう。

 5月28日に発表された在庫統計では、原油が市場の取り崩し予想に反して793万バレルの積み増しとなる一方、クッシングの在庫は340万バレルと、3週連続で大幅な取り崩しとなった。

 石油製品に対する需要は再び減少、在庫も原油と石油製品の合計では1400万バレルを超える大幅積み増しとなった。貯蔵施設の容量不足の問題は順調に解消に向かう一方、足元の供給過剰は続いているという足元の複雑な現状を、如実に物語る結果

になったということができるだろう。

■中国の景気減速や欧米との緊張の高まりに警戒が必要

 また需要面に関しては、中国の更なる景気減速や欧米との緊張の高まりが、新たな不安材料となるシナリオに注意が必要だ。中国は5月28日に閉幕した全国人民代表大会(全人代)で、今年度の経済成長目標の設定を見送る方針を打ち出したほか、香港に対して「国家安全法」の導入を決定した。

 これは中国政府が新型コロナウイルス(COVID-19)の経済への影響が大きく残る中、経済成長目標を達成するためのインフラ投資や財政支出を無理に行うことはしない一方、「香港の支配」に関しては一歩も譲らないという姿勢を明確に示したことに他ならない。


 このほか将来的に計画経済に戻ることはないとの姿勢も示しているが、これも言い換えれば、以前のように政府が経済成長を押し上げるために積極的な後押しをすることはなく、ある程度は市場原理に任せるということなのだろう。つまりはコロナの終息後も、経済成長のペースが以前ほど高いものとはならないことを意味している。中国経済の高成長とそれに伴う需要増加は、常に原油市場の大きな下支え要因となってきたが、今後は大きな期待を掛けることは難しくなる。


 一方で香港に対する支配を強化しようとする方針は、この先欧米との緊張をさらに高める恐れがある。アメリカは民主主義保護の立場からこの問題を看過するわけにはいかず、早速香港に対する優遇措置を停止、当局に対して制裁を科すと明らかにした。中国も、自国の政治体制に直接手を突っ込むような圧力に対しては、断固とした態度を取る可能性が高い。

 もし中国がアメリカに対して何らかの報復措置を打ち出すようなことになれば、緊張が高まる中で、景気の先行き不透明感も一気に高まることになるだろう。また新型コロナウイルスに関しても依然十分な注意が必要だ。中国は感染の拡大を、他よりも一足も二足も早く封じ込めることに成功したが、それだけに逆に第2波、第3波の影響が他よりも早く表れてくることも考えられる。

OPECプラスの減産継続やシェールオイルの生産減少によって、いくら供給が大幅に落ち込んでも、肝心の需要がしっかりと回復してこないのであれば、需給もそれほどには引き締まらず、価格の低迷が続くことになる。4月あたりまでは、「早ければ年末にかけて、遅くとも2021年前半には需要もしっかりと回復する。

 一方で生産の再開が需要の伸びに追いつかず、ボトルネックの発生で需給が一気に逼迫、状況次第では70-80ドル台までの急伸もあり得る」と見ていた。今でもなおそのシナリオが現実のものとなる可能性はなお高いと考えているが、中国をはじめ世界的に需要低迷が長引くなら、実現はかなり先の話となるのかもしれない。原油価格はまだかなりの期間、30ドル台前半から半ばを中心としたレンジ内で、株価の動向なども睨みながら不安定な上下を繰り返す展開が続くことになりそうだ。(Yahoo!より抜粋)
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